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2011年07月17日

日独交流150周年記念コンサートin KOBE 第2回 

【プログラム】
●ベートーヴェン:ヘンデルの「ユダ・マカベウス」の「見よ、勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調  (Vc土井,Pf福田)
●ベートーヴェン:ピアノトリオ 第4番 変ロ長調 Op.11 「街の歌」(Vn高橋Vc土井Pf福田) 
 Ⅰ.Allegro con brio Ⅱ.Adagio Ⅲ.Thema:Pria ch'io l'impegno Allegretto
●ベートーヴェン:チェロソナタ 第1番 へ長調 Op.5-1(Vc土井Pf福田)
 Ⅰ.Adagio sostenuto - Allegro Ⅱ.Rondo Allegro vivace
●マックス・ブルッフ:コル・ニドライ Op.47 (VcラストPf福田)
●ヘンデル:トリオソナタ ト短調 Op.2-8 (FgエーデルマンVcラストPf福田)
 Ⅰ.Andante ⅡAllegro Ⅲ.Largo ⅣAllegro
●シューマン:幻想小曲集 Op.73(VcラストPf福田)
 Ⅰ.Zart und mit Ausdruck Ⅱ.Lebhaft,leicht Ⅲ.Rasch und mit Feuer

フリードリッヒ・エーデルマン氏からのメッセージ
この度は、神戸日独協会主催の日独交流150周年記念コンサート(7月17日開催)に共演させて頂き、とても光栄に存じます。 私達の、日本に於ける今回7月のコンサートツアーの目的も、まず日独交流150年を祝う事でありました。さらに、3月11日に発生した東北地方大災害で犠牲になられた多くの方々へ、私どもの深い追悼の意を捧げる事も、その目的でした。私達のコンサートが、皆さんに希望と勇気を与えられたらと願います。"がんばれニッポン"
1995年の阪神淡路大震災の折も、神戸の地で、大友直人さん指揮の東京シンフォニー・オーケストラと共にソリストとして、犠牲になられた方々の追悼コンサートに参加させて頂きました。このコンサートは、ドイツ政府と外務省の後援を受けていました。 そして、今年、2011年にまた機会を与えて頂き、私達の神戸との長い友好の絆を深める事が出来ました。 私達は、日本がこの3月11日の甚大なる災害から、一日も早く回復される事を心より願っております。そしてまた、来年以降も、私達の神戸との友好を、コンサートを通じて深められる事を願っております。

2011年06月11日

日独交流150周年記念コンサートin KOBE 第1回 

園田文子&福田可織 ピアノソロ&連弾コンサート

【プログラム】
●モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク Ⅰ福田/Ⅱ園田
●ベートーヴェン:ピアノソナタ'悲愴'より 福田solo
●シューマン:幻想小曲集Op.12より'飛翔' 園田solo
'夢のもつれ'
●ウェーバー:舞踏への勧誘 Ⅰ園田/Ⅱ福田
●バッハ:主よ人の望みよ喜びよ Ⅰ福田/Ⅱ園田
●ベートーヴェン:交響曲第5番'運命'より第4楽章 Ⅰ園田/Ⅱ福田
●ブラームス:ワルツより 第1番 Ⅰ福田/Ⅱ園田
 第15番
 ハンガリー舞曲より第1番 Ⅰ福田/Ⅱ園田
 第2番/第5番/第6番

6月11日梅雨の合間、緑の映える土曜日の午後、甲南大学平生記念セミナーハウスでコンサートは行われました。
フライブルクで研鑽を積まれた園田文子氏・福田可織氏、お二人ならではの明晰 端正なソロは言うまでもなく、ため息の出るほどぴったりと息の合った四手による演奏(連弾)は躍動感にみちたものでした。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ウェーバー、シューマン、ブラームス、誰もがいつかどこかで聞いたことのある選曲がなされ、曲の紹介も簡潔にはさまれました。ベートーヴェンの交響曲第5番 運命 より第4楽章の連弾曲はあまり演奏されないものだそうで力強く圧巻でした。
明治以降、日独双方の多くの音楽家のドイツ音楽(西洋音楽)を日本に取り入れるための使命にも似た働きを思い出します。今や私たち日本人はドイツ音楽を小さいころから何気なく学び、時にはどこの国のものとも考えずに親しみ、懐かしくさえ思えるほどなのです。この日もお二人の弾かれる心のこもった遠い国の響きの中で、本当によい時間を楽しみました。
―参加者より―

2011年02月12日

日独交流150周年記念特別講演会「グローバル時代の日独交流」

日独連携を 神戸で修好150周年記念講演会 【神戸新聞2011/02/13】

今年が日独修好150周年にあたるのを記念した講演会「グローバル時代の日独交流」(神戸新聞社など後援)が12日、神戸市中央区北野町4の神戸外国倶楽部で開かれた。両国の外交官らが「日独は連携して核軍縮などでリーダーシップを発揮していくべきだ」と訴えた。
1940年設立のNPO法人「神戸日独協会」が主催。在大阪・神戸ドイツ総領事のアレクサンダー・オルブリッヒ氏は「フロインドリーブやユーハイムら第1次世界大戦のドイツ兵捕虜が食文化を伝えた」と神戸になじみ深い名前を出してゆかりを紹介した。
また、「ドイツは欧州連合発足で周囲すべてが友好国になったが、日本はまだそういう環境にはない。核軍縮などをともに訴えたい」と話した。
外務省の田辺隆一・関西担当特命全権大使は、秘密警察に監視されながら担った旧東ドイツでの任務やベルリンの壁崩壊を振り返り、「冷戦後も紛争は絶えない。日独は国連安全保障理事会の常任理事国に入り、民主主義になりたい国を支援すべきだ」と訴えた。
講演後は会場からの質問にも積極的に応え、「ドイツの幼稚園児は(ナチス支配など)自国の暗い歴史を教わっていて驚いた」と話す聴衆に、オルブリッヒ総領事は「歴史は繰り返し伝えないと忘れられてしまう」と強調していた。




2011年01月22日

神戸日独交流史研究会

「日独修好150周年」(2011年)記念事業として「神戸での日独交流150年 ~過去、現在、そして未来~」の準備進めている「神戸日独交流史研究会」では、日独交流とその歴史について講師をお招きして談話会を開催しています。


第1回 3月30日 「企業は人なり」
講師:株式会社ユーハイム代表取締役社長 河本 武 氏

ドイツ人、カール・ユーハイム夫妻が1909(明治42)年にドイツの租借地、青島で菓子店を開業したことに始まり101年、1923年に神戸に創業して以来87年の長い伝統と歴史を持つユーハイム。ドイツ菓子の老舗に脈々と受け継がれた精神についてお話いただきました。


第2回 5月6日 「神戸のドイツ人コミュニティー」
講師:神戸日独協会顧問 田中 美津子 氏

神戸・兵庫は1868年の開港以来ドイツ・ドイツ語圏の方々が多く住まわれ、独特のコミュニティーが育まれ、神戸市民との日常レベルでの交流が自然に行われた土地柄です。O・レファート氏の「神戸のドイツ人」によるドイツ人コミュニティーの誕生の話を中心に、今に伝わる神戸の中のドイツの一端をご紹介いただきました。


第3回 6月5日 「神戸の西洋館物語」
講師:神戸芸術工科大学名誉教授 坂本 勝比古 先生

1.神戸の開港と居留地の形成
2.外国人居留地の建築とその変遷
3.北野山本地区の異人館 
4.ドイツ人建築家の登場と河合浩蔵
5.世紀末ウィーンの新しい波
6.中国青島のドイツ風建築 
7.旧トーマス邸のことども    

以上のテーマで「異人館博士」の異名を取る坂本先生に、沢山の貴重な写真資料を使って、明治から昭和初期の激動の時流の中で建物と人がどう関わりそれが歴史物語となっていったのかをお話いただきました。


第4回 7月3日 「旧居留地散策」
講師:神戸市立博物館 学芸員 田井玲子氏

神戸市立博物館の常設展示についての解説を伺いました。
博物館所有の写真や新聞記事をはじめ、明治初期から30年代の資料をもとに復元された神戸旧居留地の復元模型(1/200)および昭和前期の復元模型などを通して、 神戸にとって激動の時代であった開港までの経過と開港後の外国人居留地の様子を解説頂きました。


第5回 1月22日 「OAG神戸センター所蔵の日独交流に関する資料について」
講師:OAG神戸支部長・神戸日独協会理事 Prof.Dr.ヴォルフガング・ニッツ 氏

OAG神戸支部長 Prof.Dr.ヴォルフガング・ニッツ氏に、所蔵されている資料について解説して頂きました。OAG神戸センターには、開港以後の日本やドイツの書籍・雑誌・新聞記事などが数多く保管されており、いろいろな時代の貴重な品々に直接手を触れることができました。


2010年03月27日

ドイツ食文化セミナー(第2期/全4回)

第1回 2月13日(土):ドイツのビール文化とアサヒ ザ・マスターについて 
(アサヒビール西宮工場)
講師:ミュンヘン工科大学醸造学修士(マスター) 山下 博司氏

今回はアサヒビール㈱の西宮工場において工場見学、ビール試飲、そして講師であるミュンヘン工科大学醸造学修士(マスター) 山下 博司氏 (同社商品開発第一部プロデューサー) のお話という構成で、21名の参加者がありました。1927年操業開始の歴史ある工場の概要を映像で見た後、ビールの原料や製造工程の解説を聞きながら見学し、試飲の際にも興味深い説明を受けました。そして神戸市東灘区の渦が森小学校に通っていたとご自身を紹介された講師のお話は、ドイツ留学時代の事を中心に醸造学の学位と資格やドイツ語学習の苦労など聞き入ってしまうものばかりで、特にドイツ各地の醸造所の解説はUberraschungでした。アサヒ・ザ・マスターを賞味しながら参加者からの質問が尽きないほど興味を引くお話が最後まで続きました。-参加者より-


第2回 2月27日(土):ドイツワインの入門セミナー2
講師:ドイツ商事・ローテローゼ取締役専務 松田 耕治 氏

昨年12月5日のドイツワイン入門セミナー1に引き続き、今回のセミナー2にも参加させていただきました。 講師は1と同様 ドイツ商事取締役松田耕治氏。 前回は、松田氏の軽妙なトークによる'目から鱗'の話の連続でしたが、今回は、ワインクルーズをまぢかに控えてのティスティングのつぼを教えていただき、ワインクルーズへの家族参加の決意を新たにしました。(少し大げさかなあ。)料理とワインの相性も肉は赤、魚は白に拘らずうなぎに赤ワインのように、コッテリは赤、アッサリは白との基本をベースに自分の好みで楽しめばいいとのことでした。今回のセミナーで特に私の教訓となったのは、ワインの楽しみ方によってその人の人間性が表れるとの言葉でした。また、今回のセミナーではいいドイツワインの背景には素晴らしい畑(土)と醸造家が存在するとの認識を新たにしました。2回のセミナーでは試飲も含め充実した楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。-参加者より-


第3回 3月6日(土):こだわり続けるBIO(オーガニック)ドイツの味
講師:ベッカライ ビオブロート 製パンマイスター 松崎 太 氏

待ちに待った「ドイツパン」の講座に参加しました。今回でドイツ食文化セミナーは3回目の参加ですが、どの講座も講師の先生のお話がとても興味深くいつも楽しみにしています。
パンを焼く「職人」をイメージしていましたが、今回の講師、松崎先生はすらりとしたスポーツマンタイプ。お話を聞いていると学生時代は陸上部に所属していらしたとか。では何故パンを焼く職業に就いたのか ― そこから話は始まりました。
ドイツでの修業時の教科書を拝見させていただきましたが、全部ドイツ語で書かれていて「勉強するのは大変だったろうな」と思いました。「百聞は一食にしかず?」試食させていただいたパンは、今まで食べたことのないような食感でとてもおいしかったです。お店でドイツ製の石臼で挽いたオーガニック素材の生地で焼いたパンだそうですが、機会があれば伺っていろんな種類のパンを食べてみたいと思います。そしてドイツ製の石臼もぜひ拝見したいと思います。
今回も大変貴重なお話を聞くことができ、講師の先生や企画してくださいました皆様本当にありがとうございました。また次回も楽しみにしております。-参加者より-


第4回 3月27日(土):ドイツで学んだ伝統を受け継ぐハム・ソーセージ 
講師:メッツゲライクスダ オーナーシェフ 楠田 裕彦 氏

ツヴィーベルメットブルスト(豚肉に乳酸発酵を施した柔らかいサラミ)を細かくきざんで薄切りのライブレッドにのせて試食。中辛口のワインと共に。かすかに甘味を感じるさわやかさに、今までのサラミのイメージがくだける。
マイスター楠田さんが阪神淡路大震災後、南ドイツへ飛び込んで修業し、生み出したハム・ソーセージはドイツのメツゲライを彷彿とさせる。水は硬水、殺菌は肉本来のかおりを消さないで、塩は岩塩より日本の塩、添加物を使わず昔の製法で。豚の種類も選び、えさでも味が変わるとのこと。
メッツゲライの朝は早く、8時前から開店を待つ主婦がおしゃべりしながら並んでいるそうだ。1日に20~30種類のハムとソーセージをつくり忙しいが、夏の休暇は1カ月。この間にスイス・フランス等に研修に出かけた。日曜の朝は仲のいい人達と朝食を共にし、食後は3~4時間かけて森へ散歩に出かける。ドイツの人々の仕事とプライベートを区別した生活、こだわりのものづくりなど楠田シェフの熱のこもったお話に、私もいつの間にか熱くなっていた。
神戸にマイスター楠田さんのいらっしゃることに幸せを感じた1時間半だった。-参加者より-


2010年03月13日

ドイツワイン・ロマンティッククルーズ(第11回)

毎年好評のコンチェルト号でドイツワインを楽しみ、神戸港内から明石海峡大橋にかけて夜景を楽しむクルーズも今回で11回目を迎えました。ドイツワインファン約350名がウエルカムのゼクト(ドイツのスパークリングワイン)と共に乗船し、オルブリッヒ総領事の開会の挨拶で乾杯!ワインリストを片手にドイツワイン50種と中華ビュッフェを堪能しました。そしてビックイベントは各協賛企業によるお楽しみ抽選会。ウィーン菓子、ドイツコーヒー、ドイツ菓子、クルーズ&お食事チケットや高級ワイン、そしてドイツへのルフトハンザ往復航空券に当選されたラッキーな方々!おめでとうございました。
フルーティーで芳醇なドイツワインの香りと共に、少し春を感じる暖かでロマンティックな夜になりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


ドイツワインクルーズ実行委員会2009主催
㈱神戸クルーザー 、㈱ドイツ商事、㈱フロイデ、ヘレンベルガー・ホーフ㈱、 NPO法人神戸日独協会

2010年01月26日

シュタンツェル駐日ドイツ連邦共和国大使 特別講演会・歓迎会

Dr.シュタンツェル駐日ドイツ大使が、メイファン夫人とともに1月26日に神戸を訪問されました。
兵庫県知事、神戸市長、神戸大学長を表敬訪問され、夕刻から神戸外国倶楽部での講演会と歓迎会に出席されました。表敬訪問の合間に、神戸日独協会事務室にもお立ち寄りになり、来年の「日独修好150周年」の記念事業について協会役員と懇談をしました。

神戸日独協会とEUIJ関西の共催による特別講演会では「ドイツとEU、リスボン条約は何をもたらすか?」について、時折ご堪能な日本語をも交えながら、リスボン条約の内容とその欧州統合への影響について分かりやすく説明してくださいました。リスボン条約が発効しEUの統合がさらに進展するであろうこの時期に、これまでドイツ外務省の政務部門の要職を歴任してこられたシュタンツェル大使というEU統合のエクスパートによるご講演を、参加者一同大きな関心を持ち、興味深く拝聴しました。

講演会に引き続き行われた神戸日独協会主催の歓迎会では大使ご夫妻は、50余名の参加者と共に和気藹々とご歓談していただき、大使ご夫妻のお人柄に親しく触れられ、参加者一同大きな喜びとなりました。

2010年01月23日

ドイツ食文化セミナー(第1期/全4回)

第1回 11月28日(土):ウィーンのケーキ・焼き菓子 
セセシオン(御影・東灘区)
講師:シェフ 飯田 伸一氏 ディレクター 吉 谷修作 氏

セセシオンのディレクター吉谷修作様は、若くしてドイツ各地を廻られ、その後オーストリアで焼き菓子の勉強をされ、帰国後は、菓子職人が作る焼き菓子やケーキをお客様がアトリエで画家から絵を買うような、そんなお店を目指されているとのお話に、とても興味がわきました。また、店名"セセシオン" の由来は、ドイツ・オーストリアに興った芸術運動で個性的な創造を目指した"分離派" と云う意味であることを初めて知りました。 
フロインドリーブのマイスターのもとで修業されたシェフ飯田伸一様からお話を聞きながら、参加者全員が、焼き菓子の渋皮栗"プルンダ―"や、栗とショコラの"クグロフ"、ケーキ〝フレシェ"を食べながら、そして"にしむら珈琲"から持ち込まれたコーヒーを飲みながら、和やかな雰囲気の中で美味しく楽しむ事が出来、大変良かったと思います。試食中に参加者からは活発な質問が出て、シェフ飯田様がひとつひとつ丁寧に答えられていたのが、とても印象的でした。
今回、初めてこの様なセミナーに参加できました事は、とても有意義であったと思います。次回からのセミナーに、益々の期待を致しております。― 参加者より―


第2回 12月5日(土):ドイツワインの入門セミナー
ドイツ商事・ローテローゼ(中央区)
講師:取締役専務 松田 耕治 氏 

ドイツワインの種類、産地、特徴などの基本的な話に加え、コルク栓の開け方やボトルのラベルの見方、「なぜワインが健康によいか。」さらには、フランスのボージョレ・ヌーボーの発売にいたる経緯等、ワインにかかわる周辺知識についても、丁寧に解りやすく講義していただきました。これらのお話の中には、日ごろ疑問に思っていても、レストランではウエイターさん等には、なかなか聞き難いような事もあって大変参考になりました。
また、講義していただいたワインの種類ごとの味や香りなどの違いを、実際に3種類のワインを試飲する事により確認する事ができた事は、大変すばらしかったと思います。
今回のセミナーは、タイトルが「ワインの入門セミナー」となっていますが、内容は大変レベルの高い、内容の濃いものでした。次回予定されている、来年2月のステージアップした2回目のワインセミナーが楽しみです。次回もぜひ参加したいと思います。 ― 参加者より―


第3回 12月12日(土):プレミアムコーヒーダルマイヤーと美味しい作法
AMADEUS(東灘区)
講師:取締役 藤田 佳子 氏

株式会社アマデウスの取締役の藤田佳子さんは、7年間のドイツ滞在後、ドイツ語圏と日本との架け橋の仕事をしたいということでドイツ人のご主人と共に六甲アイランドでお仕事をなさっています。
その中の一つがダルマイヤーのコーヒーの日本総輸入代理店です。ミュンヘンのダルマイヤーの説明の後、試飲のコーヒーと葉っぱ型のチョコをいただきながら、収穫されたコーヒー豆からダルマイヤーの製品が出来るまでのプロセス、美味しいコーヒーの淹れ方、保温方法を教わりました。
水の硬度や気温、湿度などの環境の異なる日本においてドイツ本国で淹れるコーヒーと同じ味になるように豆のブレンドや煎り方を変えているそうです。そのあたりにプロの心意気を垣間見たような気がします。
また、お話の後の質問タイムでは参加者の方々からたくさんの質問があり、家庭での淹れ方についてはお湯の温度、作りやすい量などちょっとしたことで美味しく香り高いものなるということを丁寧に教えて下さいました。とても実践的なお話を伺えたのでとても良かったと思います。 ― 参加者より― 


第4回 2010年1月23日(土):マイスターによるドイツ菓子の話 
株式会社ユーハイム(中央区)
講師:ドイツ製菓マイスター 安藤 明 氏

「質実剛健」-そんな表現がぴたりと当てはまる、㈱ユーハイムのドイツ菓子。その飽きのこないおいしさの秘訣が知りたくて、今回の食文化セミナーに参加しました。
講師の安藤明マイスターは、難しい昨今の洋菓子市場の事情や、製菓技術に関する専門的な内容をも、ユーモアを交えて親しみやすくお話しして下さいましたので、終始笑いの絶えない、しかし非常に学ぶことの多い貴重な時間を過ごさせて頂きました。
「お菓子作りで一番大切なことは、『おいしい』ことではなく、『衛生的』であること。」、「一次生産者の苦労を知らずして良いお菓子を作れる職人にはなれない。」―これらのマイスターの言葉のひとつひとつに重みがあり、そのような基本的なこころがけの積み重ねこそが、100年を超えて愛されるユーハイムのお菓子のおいしさの秘訣なのだとあらためて感じました。
また、質疑応答も兼ねた試食の時間には、全長1メートル近くありそうな一本のバウムクーヘンを切り分けて頂けたので、ケーキ皿いっぱいの、とってもおいしいバウムクーヘンに、誰もが童心に還ったようでした。
このような貴重な機会を頂き、関係者の皆様のご尽力に心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!!ー参加者よりー


2009年09月02日

デア駐日ドイツ連邦共和国大使の講演会/歓迎会

ハンス=ヨアヒム・デア駐日ドイツ連邦共和国大使をお迎えして
9月1日(火)~2日(水)にデア駐日ドイツ大使ご夫妻が、当協会の招聘に応じられ、神戸をご訪問されました。

大使ご夫妻はオルブリッヒ総領事ご夫妻とともに、1日には兵庫県知事・神戸市長・神戸大学長を表敬訪問され、コンチェルト号での家次神戸日独協会会長主催の「歓迎クルージング昼食会」に出席されました。この昼食会には神戸にあるドイツ関連企業の代表の方々も参加され、大使ご夫妻・総領事ご夫妻と親しくご歓談し、当協会の活動にも深い関心を持って頂きました。

デア大使は30数年前、当時の神戸国際会館にあった大阪・神戸ドイツ総領事館に勤務されたご経験をお持ちで、今回の訪問では震災後に新国際会館に復帰した神戸日独協会事務所に大変興味を持っておられました。午後、事務所にお出で頂き、神戸港を一望できる景色やドイツ関連書籍を熱心にご覧になられていました。

夕方からは「デア大使特別講演会」と「神戸日独協会主催歓迎会」が神戸外国倶楽部で行われました。講演会では、通算10年に及ぶ日本での勤務や神戸での思い出を話され、時間をオーバーしてもまだ話足りないご様子でした。

歓迎会では旧知の会員の方々ともお会いし、思い出や日独交流などについて楽しくご歓談され、出席の会員一同親しく大使ご夫妻のお人柄に触れることが出来ました。歓迎会の半ばにはシューベルトの「野ばら」をドイツ語で、「もみじ」を日本語で、それぞれ全員で合唱し、楽しい一時を過ごすことができました。

2日目は法人会員のシスメックス㈱本社と「人と防災未来センター」を訪問され、お昼過ぎに帰途につかれました。

お帰りの際にはデア大使ご夫妻から、「楽しく思い出に残る滞在であった」とのお言葉をいただきました。デア大使ご夫妻にご満足のいただける神戸滞在をしていただけたのも、ひとえに会員皆様のご協力のお蔭と感謝しております。

2009年06月26日

ドイツ文化特別講演会 EUにおける外国語教育 ―複言語主義に基づいたドイツ語教育―

EU(ヨーロッパ連合)の統合以来、グローバル化の進むEU圏の国々での外国語教育は大きく変わりました。EU圏の言語の多様さ、EU各国の言語教育政策の相違、教育機関や教育現場での教育基準の相違、これらを統一するために、客観的な基準がヨーロッパ評議会によって定められました。

EU圏では現在この「基準」に基づいた「EU言語標準の外国語」が教育されています。多様な言語を話す人々の共生のために、EUでの外国語教育の背景となっているのは、多言語主義(Multilingualism)ではなく複言語主義(Plurilingualism)なのです。「いかに多くの言語が出来るか」ではなく、「その言語を使って何ができるか」という理念がもとになっています。


「EUにおける複言語主義とは」
神戸大学大学院国際文化学研究科(外国語教育論講座)・
国際コミュニケーションセンター教授
NPO法人神戸日独協会副会長 枡田 義一 氏


「複言語主義の精神史的背景」
神戸大学国際コミュニケーションセンター准教授
NPO法人神戸日独協会理事 シュテファン・トゥルンマー=フカダ氏


「複言語主義に基づいたドイツ語教育の普及」
ドイツ文化センター(Goethe Institut)大阪館長         
NPO法人神戸日独協会理事 ミヒャエル・シュレーン 氏