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神戸日独交流史研究会

「日独修好150周年」(2011年)記念事業として「神戸での日独交流150年 ~過去、現在、そして未来~」の準備進めている「神戸日独交流史研究会」では、日独交流とその歴史について講師をお招きして談話会を開催しています。


第1回 3月30日 「企業は人なり」
講師:株式会社ユーハイム代表取締役社長 河本 武 氏
ドイツ人、カール・ユーハイム夫妻が1909(明治42)年にドイツの租借地、青島で菓子店を開業したことに始まり101年、1923年に神戸に創業して以来87年の長い伝統と歴史を持つユーハイム。ドイツ菓子の老舗に脈々と受け継がれた精神についてお話いただきました。


第2回 5月6日 「神戸のドイツ人コミュニティー」
講師:神戸日独協会顧問 田中 美津子 氏
神戸・兵庫は1868年の開港以来ドイツ・ドイツ語圏の方々が多く住まわれ、独特のコミュニティーが育まれ、神戸市民との日常レベルでの交流が自然に行われた土地柄です。O・レファート氏の「神戸のドイツ人」によるドイツ人コミュニティーの誕生の話を中心に、今に伝わる神戸の中のドイツの一端をご紹介いただきました。


第3回 6月5日 「神戸の西洋館物語」
講師:神戸芸術工科大学名誉教授 坂本 勝比古 先生
1.神戸の開港と居留地の形成
2.外国人居留地の建築とその変遷
3.北野山本地区の異人館 
4.ドイツ人建築家の登場と河合浩蔵
5.世紀末ウィーンの新しい波
6.中国青島のドイツ風建築 
7.旧トーマス邸のことども    
以上のテーマで「異人館博士」の異名を取る坂本先生に、沢山の貴重な写真資料を使って、明治から昭和初期の激動の時流の中で建物と人がどう関わりそれが歴史物語となっていったのかをお話いただきました。


第4回 7月3日 「旧居留地散策」
講師:神戸市立博物館 学芸員 田井玲子氏
神戸市立博物館の常設展示についての解説を伺いました。
博物館所有の写真や新聞記事をはじめ、明治初期から30年代の資料をもとに復元された神戸旧居留地の復元模型(1/200)および昭和前期の復元模型などを通して、 神戸にとって激動の時代であった開港までの経過と開港後の外国人居留地の様子を解説頂きました。


第5回 1月22日 「OAG神戸センター所蔵の日独交流に関する資料について」
講師:OAG神戸支部長・神戸日独協会理事 Prof.Dr.ヴォルフガング・ニッツ 氏
OAG神戸支部長 Prof.Dr.ヴォルフガング・ニッツ氏に、所蔵されている資料について解説して頂きました。OAG神戸センターには、開港以後の日本やドイツの書籍・雑誌・新聞記事などが数多く保管されており、いろいろな時代の貴重な品々に直接手を触れることができました。