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第4回ドイツ料理講習会に参加して

会員 吉川 充子

今回の講師は、ドイツ総領事御夫人のマルティーナ・ライリング=ケーラーさんと料理研究家の日下部管子さんで、ケーラーさんの英語の説明を日下部さんが日本語に訳して下さいました。

メニューはとてもドイツ的な「セルビエッテンクロスとザウアークラウトと焼きソーセージ添え」、デザートに「バニラ・チョコレートプデイングの生クリーム添え」ととても盛り沢山でした。当日は調理実習室の近くの教室で英語のヒアリングの模擬試験が実施されていて、迷惑にならない様に静かに料理講習会が進められました。

私は、会報で”Serviettenklos”のメニューを見て作り方が知りたくて講習会に参加しました。「セルビエッテンクロス」は、「ナプキン団子」と言う意味です。南ドイツや中部ヨーロッパでは硬くなったパンを利用してよく作られるそうです。この日のパン(ラウゲンブロート)は、ケーラーさんがわざわざご自宅で私達のために焼いて持って来て下さいました。味見をさせて頂きましたが、とても美味しかったです。「セルビエッテンクロス」の作り方は、サイコロ状に切ったパンを、炒め玉葱、牛乳、生クリーム、ハーブそして卵の入った液に浸し約10分間ねかせます。それからパンの塊をラップの上で長いロール状にまとめて両端を絞りアルミホイルで巻き水が入らない様に整えます。それを30分位沸騰した湯の中に入れて煮上げます。冷めてから切り分けて出来上がり。
(辞書で調べたところ、”KLOS”と”KNÖDEL”はどちらも団子と言う意味です。ジャガイモ団子(Kartoffeln Knödel)は、ドイツのレストランで肉料理の付け合せでよく見ますが、南米からジャガイモが欧州に入った後に考えられた料理で団子料理仲間では比較的新しいようです。
講習後自宅でフランスパンを使いベーコン入りの”KLOS”を作りました。手軽に作り置きのミートソースをかけて頂きましたがとても美味しく出来ました。
最後にこの料理講習会で”KLOS”を紹介して下さったケーラーさんと日下部さん、そして御世話をして下さった皆様に心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。