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【ハンブルクレポート】- Nr.3- ちょっとおでかけ~日帰りの旅~

皆様こんにちは!神戸は梅雨の季節ですね、いかがお過ごしでしょうか?ハンブルクは、すっかり日も延びて夏らしくなってきました。そうなれば、お出かけもしたくなるもの。今回は5月に行った日帰り旅のお話です。
私の日帰り旅は、起きて晴れてて行きたかったら行くという気まぐれなものなので、フレキシブルに動けるニーダーザクセンチケットに度々お世話になっています。ニーダーザクセン州1日乗り放題のチケットで、ハンブルクも有効圏内に入っています。お値段23ユーロ(一人の場合)。平日は午前9時から翌日午前3時までの間のみ使用可能、ICEなどには乗れず近距離交通網のみ利用可能という制限はありますが、便利なチケットです。(情報は2017年7月1日現在のもの)
このチケットで出かけた先がツェレ。駅から歩いて行くと、旧市街の手前で緑のきれいな公園に囲まれたお城が見えてきます。しばし散策を楽しんだ後、旧市街でツェレ在住の友人に会い、案内してもらいました。旧市街はそれぞれに個性的で可愛らしい木組みの家が建ち並びます。ただ家賃が高いそうで、いくつかの家はテナントが入らずがらんどう。少し寂しい現実も見ました。入っている店の多くはチェーン店だそうですが、木組みの家に入るとなじみの店もスタイリッシュに見えるのが面白いです。


次に行ったのはハノーファー。目的はジョブメッセでしたが、メッセの後で街を歩くこともできました。特に印象に残ったのは、姉妹都市広島から贈られた平和の鐘が納められているエギディエン教会。第二次世界大戦の空襲で破壊されたままたたずむ姿と静謐な空間が、おまえは命の重みを知っているかと問いかけてくるような場所でした。その後訪れた新市庁舎では、子どものお祭りで大盛り上がり。明るい声で賑わっていました。こういう平和な空間が続いていく努力をしないといけませんね。この旅の帰りには、乗り換え駅ユルツェンでも少しだけ街歩き。あちらこちらでアートな石の置物と出会う面白い街でした。

他にもハンブルク内の交通機関HVVの定期券を利用してアーレンスブルクのお城へ行ったり、エルベ川を河口の街まで船で行く旅をしたり…。ハンブルクから近くの街へのおでかけを存分に楽しみました。皆さんはどんな旅がしたいですか?


会員の北村美里さんが昨秋よりハンブルクに滞在しています。北村さんに観光案内にはない「Hamburg heute」をレポートいただいています。