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日独交流150周年記念特別講演会「グローバル時代の日独交流」

日独連携を 神戸で修好150周年記念講演会 【神戸新聞2011/02/13】

今年が日独修好150周年にあたるのを記念した講演会「グローバル時代の日独交流」(神戸新聞社など後援)が12日、神戸市中央区北野町4の神戸外国倶楽部で開かれた。両国の外交官らが「日独は連携して核軍縮などでリーダーシップを発揮していくべきだ」と訴えた。
1940年設立のNPO法人「神戸日独協会」が主催。在大阪・神戸ドイツ総領事のアレクサンダー・オルブリッヒ氏は「フロインドリーブやユーハイムら第1次世界大戦のドイツ兵捕虜が食文化を伝えた」と神戸になじみ深い名前を出してゆかりを紹介した。
また、「ドイツは欧州連合発足で周囲すべてが友好国になったが、日本はまだそういう環境にはない。核軍縮などをともに訴えたい」と話した。
外務省の田辺隆一・関西担当特命全権大使は、秘密警察に監視されながら担った旧東ドイツでの任務やベルリンの壁崩壊を振り返り、「冷戦後も紛争は絶えない。日独は国連安全保障理事会の常任理事国に入り、民主主義になりたい国を支援すべきだ」と訴えた。
講演後は会場からの質問にも積極的に応え、「ドイツの幼稚園児は(ナチス支配など)自国の暗い歴史を教わっていて驚いた」と話す聴衆に、オルブリッヒ総領事は「歴史は繰り返し伝えないと忘れられてしまう」と強調していた。