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新企画「対話で愉しむドイツの社会文化」第1回 社会文化的現象としてみた「バイロイト音楽祭」の魅力

私たちはドイツへ行って自ら見たり参加することによって、あるいは日本でテレビ・書籍などによってさまざまなドイツ文化に接しています。ドイツの伝統ある、または現代的ないろいろなドイツ文化を社会文化的な観点から捉えて、それらの魅力に対して一層の理解を深めたいと思います。従来のように講演形式ではなく、日頃その文化に深い関心を持ち研鑽を積んでいる方々の対談あるいは鼎談形式でその文化の魅力を追求します。
すでにご存じのドイツ文化を改めて社会文化的現象として捉えることによって、新たな発見をしませんか。 多くの方のご参加をお待ちしています。
(担当理事: 杉谷眞佐子、押尾愛子)

第1回 社会文化的現象としてみた「バイロイト音楽祭」の魅力

日 時:2019年10月27日(日)14:00~16:00
場 所: 神戸日独協会会議室
参加費: 500円
申込み: 10月23日(水)までに事務室へメール・電話・ファックスでお申し込みください。☆先着30名で締め切り。
世界的に有名なワーグナー・オペラの祭典「バイロイト音楽祭」。 日本でもファンは多く、NHKのBSプレミアムでも毎年放映されています。専門家のあいだでは既に多くのことが語られてきました。
今回、神戸日独協会では少し趣向を変え、諸映像をもとに、この音楽祭を社会的現象として見た際の面白さについて、参加者の皆さんと自由に語り合いたいと思います。例えば、初日、メルケル氏などの政治家や俳優など著名人がレッドカーペットの上を劇場へ向かう姿とそれを追うカメラ。そして厳かな開演風景。例年話題になる演出の多様性。複雑な舞台や演出がどのように創られていくのか?この「からくり」を紹介する番組が、分かりやすいドイツ語で子供向け番組として放映されました。この映像の紹介後、昨年と今年の初日を飾った”Lohengrin”および”Tannhäuser”の映像などをもとに、話題提供はオペラに詳しい押尾愛子さんです。ご存知のように問題とされた第二次世界大戦中のワーグナー家の人々とヒトラーとの関係、そして戦後の再生への努力などもテーマになる予定です。
オペラや音楽の専門家でなくても愉しめるドイツの社会文化現象として、皆さまはどのようにご覧になるでしょうか?皆さま方のご参加をお待ちしています。
(司会担当:杉谷)
押尾愛子さん(話題提供)紹介
1977年に株式会社ユーハイム入社後、ドイツ店(フランクフルト)で3年間勤務(その後も度々長期出張)。その間ほぼ毎週オペラを見る。5年前にユーハイムを退職後は、毎年オペラを見にヨーロッパへ行く。今年はザルツブルク音楽祭とバイロイト音楽祭。
杉谷眞佐子さん(司会)紹介
専門はドイツ語教育・外国語教育政策。「外国語の学習のためのヨーロッパ共通参照枠」(CEFR)では、運用力を構成する一般能力中に外国の社会や歴史に関する知識が含まれている。異言語・異文化学習の統合、具体的には現代ドイツ社会・文化の学習と絡めたドイツ語学習を目ざす。関西大学名誉教授。