兵庫県神戸市中央区八幡通2-1-20 神戸リガッタ・アンド・アスレチック・倶楽部1F info@jdg-kobe.org 078-230-8150

12/21 ドイツ語特別講座のご案内

「新標準語」のリスニングと発音―ドイツ語とアメリカ英語の比較
多くの文化圏において2000年以降公の場で使われる言語に様々な変化が見られるようになり、「標準語」の基準が新しくなったという認識が広まっています。今回のドイツ語特別講座は、ドイツ語とアメリカ英語それぞれの「新標準語」の比較と、そのリスニングおよび発音の練習がテーマです。対象は初心者から、英語やドイツ語を勉強したことはあるものの、テレビ、映画やネイティブスピーカー同士の会話が未だによく聞き取れずリスニングに対して苦手意識がある方まで、お勧めの講座です。
●講   師:シュテファン・トゥルンマー=フカダ氏(神戸日独協会常任理事)
元神戸大学教授。現在も神戸大学と関西学院大学にて講義を担当。学術博士。
●日   時:2024年12月21日(土) (10:00~12:00と13:00~15:00の継続講義)
●会   場:神戸日独協会教室 (神戸市中央区八幡通2-1-20 磯上公園内)
●授業形式:対面授業
●参  加  費:2000円 (非会員2500円)
●申   込:12月18日(水)までに事務室に電話・ファックス・メールで申込み下さい。
月~金の14:00~17:00にTEL/FAX 078-230-8150 E-mail:info@jdg-kobe.orgにて

《今回講座の企画内容》
ドイツ語とアメリカ英語を比較するのには複数の理由があり、従来の言語教材が取り上げてきたそれぞれの「学習言語」の歴史が非常に似ているのもその一つです。20世紀初頭は「詩」が人気を集め、詩集に見られる言語が理想視される時代でした。第二次世界大戦後にもなお詩集の言語が教材の示すべき「学習言語」の基準でした。しかし1960年代以降はボブ・ディランなどが詩を歌にし、詩とは詩集で読むものではなくなり、歌詞として楽しむものになりました。やがて各地のテレビやラジオ局も詩集に書かれたような言葉を基準とする言語使いを辞めるようになり、より口語的な「テレビ語」が生まれました。2000年以降はインターネットへの動画投稿などができるようになり、一般人がメディアで言葉を発信する場も増加しました。それに伴い、現在は「テレビ語」が一般人にとっても言語使いの基準となり、「テレビ語」が「標準語」の役割を果たすようになったと言われています。今回はドイツ語とアメリカ英語を比較しますが、実は両言語圏の「新標準語」をもたらした発音における変化は非常に似ており、ほぼ一緒だと言っても過言ではありません。そのため、同時に勉強し、同時に覚えてしまうのが良いのではと考えて、この講座を企画しました。
公開講座ですので、非会員の方も是非ともご参加ください。

★神戸日独協会「ドイツ語特別講座」について
神戸日独協会は、ドイツ語に対する関心・興味・理解をさらに深めていただきたく、通常授業とは異なる観点からドイツ語に関するトピックを取り上げて、教授経験豊かな講師がコミュニケーションの面から、ドイツ語学の面から分かりやすく説明をする「ドイツ語特別講座」を随時開講しています。公開講座ですので、非会員の方も是非ともご参加ください。